おはようございます。家族問題研究所の松岡志保でございます。
[ゆるす]
ご相談の中でも、多いテーマです。
このテーマが主訴のクライアント様の多くは、先ずは怒りの感情を吐き出されます。
「お子様の、あの行動が許せない。」
「パートナーのこんな仕草が、許せない。」
「パートナーが裏切った事を 絶対赦す事など出来ない。」
「こんな酷い言葉を言われ続けて、私の心はぼろぼろです。」
「こんな酷い仕打ちをされて、馬鹿にしている。しかも反省もせず、改善しようともしない。赦す事などあり得ません。」
等々………
日常の中では、ご自分のコンディションが悪い時もあります。
感情のコントロールが難しい時も多々あります。
又、一旦赦す事が出来ないと思うと、近い関係だから故に
ずっとその事が頭から離れない。客観視しずらい。
大切なはずが、
『可愛さ余って憎さ百倍 』
になってしまう。
では、にょきにょきと大きくなってしまった、この怒りをおさめるためには、どの様な軌道修正が適切でしょうか?
勿論、ケースバイケースなので、一概には言えませんが、
考え方の一例として。
先ずゆるすには、3種類あります。
許す、赦す、恕す。
「赦す」は、過去の罪や責任を免除する。
「許す」は、何かをすることを認める、許可する。
「恕す」は、思いやりの心で罪や過ちをゆるす。
英語で表現すると、
赦す = excuse……(相手に対して)
許す = permit……(自分に対して)
恕す = forgive……(ことの全てに対して)
相手の罪を赦すこと、相手を承認して先ずは受け入れてみる努力をしてみませんか?
その結果、自分の中の憎しみや怒りの感情が緩和され、
相手に対する思いやりの気持ちを持とう!
とあなた自身が認められる様になります。
そして、赦しと許しを経て、恕しに至るのだと思います。
先ずは、ご自分が幸せになるのを許すために
相手の罪を赦してみませんか?
しかし、感情の転換をご自分でコントロールする事は
たやすい事ではありません。
その様な時には、私を思い出して下さい!
明るい未来のために
家族問題研究所
松岡 志保